2025/07/26
歯科技工士不足の時代に、、、YSCのできること
近年、全国的に歯科技工士不足が深刻化しています。歯科技工士とは、被せ物(クラウン)や入れ歯、マウスピースなど、歯科治療に不可欠な装置を作る専門職です。歯科医師が設計し、技工士が手で形にしてくれる――いわば「歯科の職人」です。
しかしながら、少子化や労働環境の問題により、歯科技工士を目指す若者がものすごく減少。専門学校の閉鎖も続き、全国的にその数が激減しています。その結果、「時間がかかる」「品質にばらつきがある」といった問題が、歯科現場では日常的に発生しています。
そんな中、吉田歯科クリニックでは大きな強みがあります。開業以来20年以上にわたり、信頼できる2名の歯科技工士さん(ミスティックアーツ&Nomurabo) と継続的に提携しており、安定した高品質の技工物を提供できる体制が整っているのです。加えて、院内には常勤の歯科技工士(中井)も在籍しており、即日対応や細かな調整にも柔軟に対応可能です。CERECや顎顔面矯正などはまさにこの意味があります!
この体制が来院者の皆さんにとってどのようなメリットを生むか。
まず「精度が高い」という点。例えば被せ物ひとつとっても、ほんのわずかなズレで噛み合わせや違和感の原因になります。外注先との連携では伝わりにくい細かいニュアンスも、院内や長年の信頼関係がある技工士さんであればしっかり反映されます。
次に「スピード」。通常であれば、外部に出した技工物は出来上がりまで1週間以上かかることもあります。当院では、急な仮歯の修理や入れ歯の調整も、その日のうちに仕上がることが少なくありません。「仕事があるので早く仕上げてほしい」「冠が外れたので急いで入れたい」といったご要望にも、可能な限り応えられるのが院内技工の大きな利点です。
さらに「安心感」。技工士が直接患者さんの口元を確認し、歯科医師と一緒に細部を詰めていく場面もあります。どんな色味が自然か、どこに負担がかかるか――それらをその場で共有しながら進めることで、治療の質も納得感も格段に高まります。
歯科技工士不足が進む今だからこそ、吉田歯科クリニックのこの体制は大きな価値を持っています。これからも、見えないところで支えてくれる技工士さんたちと力を合わせ、安心と信頼の歯科医療を提供してまいります。