2026/01/05
2026年 目指すべきこと!
新年あけましておめでとうございます。横浜市港南区港南台にあります医療法人Dental Community 理事長 吉田健です。
2026年も、吉田歯科クリニックは地域の皆さまの健康を支える歯科医院として、スタッフ一同、誠心誠意取り組んでまいります。
今春に予定されている保険制度の改正は、歯科医院にとっても、患者さんにとっても、小さくない転換点になります。
正直に言えば、今回の流れは「楽になる改正」ではありません。保険のルールは緩むどころか、標準化・管理・記録・説明といった求められる水準は年々高まり、人件費や材料費などのコストは上がり続けています。一方で、診療報酬がそれに見合って大きく増えるわけではない。これは医科・歯科を問わず、多くの医療現場が共通して抱えている現実です。
歯科治療は、本質的に"補完的な医療"です。詰め物や被せ物、治療そのものが、永続的に口の中を守り続けることはありません。
だからこそ重要なのは、治療を繰り返さないための予防やメンテナンス、日常のケアとの向き合い方です。症状が出たときだけ受診し、その都度その場をしのぐ医療は、これからの制度や医療環境の中では、患者さんの健康を十分に守りきれなくなってきています。
保険制度が厳しくなる中で、私たちが本当に力を注ぎたいのは、「長く健口を一緒に守っていける関係」です。
残念ながら、痛いときだけ受診する関係では、私たちができることに限界があります。その場しのぎの治療を繰り返すと、結果的に歯を失うリスクが高まり、患者さんご自身の負担も増えてしまう。
だからこそ、定期的にメンテナンスに通っていただける方との関わりをより大切にしていきたいと考えています。
これは突発的な患者さんを拒否するという意味ではありません。ただ、限られた時間と体制の中で、予防を続けている患者さんを優先的にサポートできる仕組みづくりを進めていく、ということです。
私たちは、かかりつけ歯科医院として、治療内容だけでなく、その背景や限界、選択肢を丁寧に説明し、納得した上で一緒に進む医療を18年以上大切にしてきました。
正直に言えば、説明や管理に時間と手間がかかる診療です。それでも、その積み重ねこそが、将来の治療負担を減らし、患者さんの安心につながると信じています。
保険制度の厳しさをお伝えするのは、不安を与えるためではありません。「知った上で選ぶ医療」を、私たちと一緒につくっていくためです。
2026年も吉田歯科クリニックは、現実から目をそらさず、地域の皆さんと向き合いながら、続ける価値のある医療を提供し続けていきます。「地域の中で、長く健康を支える歯科医院」であり続けること。それが私たちの変わらない想いです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
