2025/04/04
IDSに参加させていただきました
横浜市港南区港南台にあります吉田歯科クリニック 吉田です。怒涛の三月が終わりました。初旬は、副院長とベトナムでインプラントのトレーニング、後半はIDS 2025 - International Dental Showでドイツのケルンへ(https://www.english.ids-cologne.de/)初参加です。
ドイツのケルンまでは、久々の長旅。ロシア上空に飛行機が飛べないので、反対周り、、、14.5時間。フランスでひと休みしてからケルンに向かいました。フランスパリで、ちょっとの観光させていただき、パリ北駅〜ブリュッセル〜ケルンまでユーロスターに3時間半乗って一路ケルンへ。
さて、本題のIDSは、ものすごい広いスペースでの展示。全世界の歯科医療機器とこれからアップデートされると思われる機械などが勢揃い。今の日本にはないものもたくさん。というか、ほとんど日本にありません。
その中で、体験してきた中で今後の進化におけるメリット&デメリットをまとめてみました!
主なトピックス:
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人工知能(AI)を活用した診断支援システム:
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メリット: X線画像の自動解析による初期う蝕の検出精度向上や、磁気共鳴画像法(MRT)を用いた二次う蝕や隠れたう蝕の早期発見が可能となり、診断の効率化と精度向上が期待されます。
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デメリット: AIシステムの導入には高額な初期投資が必要であり、またシステムの精度や信頼性に関する検証が継続的に求められます。
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スマートフォンを活用したワークフロー:
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メリット: スマートフォンを用いた口腔内データの取得や診断、治療計画の作成が可能となり、診療の効率化と患者とのコミュニケーション向上が図れます。 デメリット: データのセキュリティ管理や、スマートフォンの性能に依存するため、機種による制約が生じる可能性があります。
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チェアサイド3Dプリンティングの普及:
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メリット: 院内での迅速な補綴物の製作が可能となり、患者の待ち時間短縮や治療回数の減少が期待できます。
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デメリット: 高品質な3Dプリンターの導入コストや、操作に関するトレーニングが必要となります。
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デジタルフェイスボウの導入:
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メリット: デジタルフェイスボウにより、咬合のデジタル記録が可能となり、診療所と歯科技工所間のコミュニケーションが向上します。
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デメリット: 従来のアナログ手法からの移行には、機器の導入費用やスタッフのトレーニングが必要です。
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セラミック材料の3Dプリンティング:
技術革新は、歯科医療の質と効率を向上させる一方で、導入に際してはコストやトレーニングなどの課題が山積みです。